1946年6月26日
1946年6月26日 昭和21年
【内 閣】
第1次吉田茂内閣
総理 吉田茂/外務 吉田茂(兼)/内務 大村清一/大蔵 石橋湛山/司法 木村篤太郎/文部 田中耕太郎/厚生 河合良成/農林 和田博雄/商工 星島二郎/運輸 平塚常次郎/無任所 植原悦二郎、一松定吉/内閣書記官長 林譲治/内閣副書記官長 周東英雄/法制局長官 入江俊郎/復員庁総裁 幣原喜重郎
【宮中主要官】
宮内大臣 松平慶民/枢密院議長 清水澄/枢密院副議長 潮恵之輔
【植民地高官】
樺太庁長官 大津敏男
【東京都長官】
西尾壽造
【首 長】
大阪府知事 田中廣太郎/大阪市長 中井光次/京都府知事 木村惇/京都市長 和辻春樹/北海道庁長官 増田甲子七/青森県知事 大野連治/岩手県知事 春彦一/秋田県知事 磯部巌/宮城県知事 千葉三郎/山形県知事 村山道雄/福島県知事 石原幹市郎/茨城県知事 友末洋治/栃木県知事 小川喜一/群馬県知事 北野重雄/千葉県知事 小野哲/埼玉県知事 関外余男/神奈川県知事 内山岩太郎/山梨県知事 齋藤昇/新潟県知事 佐藤基/富山県知事 田中啓一/石川県知事 広岡謙二/福井県知事 斎藤武雄/長野県知事 物部薫郎/静岡県知事 小林武治/愛知県知事 早川三郎/岐阜県知事 桃井直美/滋賀県知事 柴野和喜夫/奈良県知事 小野正一/三重県知事 佐伯敏男/和歌山県知事 川上和吉/兵庫県知事 岸田幸雄/岡山県知事 西岡広吉/広島県知事 楠瀬常猪/山口県知事 青柳一郎/鳥取県知事 林敬三/島根県知事 鈴木幹雄/香川県知事 増原恵吉/徳島県知事 岡田包義/愛媛県知事 豊島章太郎/高知県知事 吉富滋/福岡県知事 野田俊作/佐賀県知事 沖森源一/長崎県知事 杉山宗次郎/大分県知事 細田徳寿/宮崎県知事 安中忠雄/熊本県知事 永井浩/鹿児島県知事 龍野喜一郎/沖縄県知事 志喜屋孝信
【国際連合】
事務総長 トリグブ・リー(初代)
吉田茂首相、衆議院本会議において「第九条は、直接には自衛権を否定しないが自衛権の発動としての戦争も、交戦権も放棄したものである」と答弁。
【昭和21年6月26日衆議院本会議における吉田茂首相の答弁】
「次に自衛権に付ての御尋ねであります、戦争抛棄に関する本案の規定は、直接には自衛権を否定はして居りませぬが、第九条第二項に於て一切の軍備と国の交戦権を認めない結果、自衛権の発動としての戦争も、又交戦権も抛棄したものであります、従来近年の戦争は多く自衛権の名に於て戦われたのであります、満洲事変然り、大東亜戦争亦然りであります、今日我が国に対する疑惑は、日本は好戦国である、何時再軍備をなして復讐戦をして世界の平和を脅かさないとも分らないと云うことが、日本に対する大なる疑惑であり、又誤解であります、先ず此の誤解を正すことが今日我々としてなすべき第一のことであると思うのであります、又此の疑惑は誤解であるとは申しながら、全然根底のない疑惑とも言われない節が、既往の歴史を考えて見ますると、多々あるのであります、故に我が国に於ては如何なる名義を以てしても交戦権は先ず第一自ら進んで抛棄する、抛棄することに依って全世界の平和の確立の基礎を成す、全世界の平和愛好国の先頭に立って、世界の平和確立に貢献する決意を先ず此の憲法に於て表明したいと思うのであります(拍手)」
国連安全保障理事会(安保理)、決議7を採択。
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