白川芝山の賛入り画幅
白川芝山の賛入り画幅
東隅書生
画幅なのだが、画賛獲得が目的の幅であった。この書は、江戸期の書家、白川芝山の賛がある。宝暦九年(一七五九年) ~ 嘉永三年一月二十五日(一八五〇年)書家で南画もやったという。名を景皓、通称は芳介。号は芝山、別号大観堂、また東山外史ともいった。といった略伝は容易にWeb検索して出てくる人物。肉筆の獲得は或いは初であろうか。草書の字書は『東隅随筆』紙面で紹介したことがあると思う。
書も画も毛筆によって成り立つ時代であり、他の用具についてはなかなか考えにくい時代である。こう考えると毛筆文化研究の視野は更に広がって・・・・否否。個人で収集の範囲は超えている。近世の古書を買うにはよい理屈の毛筆文化研究だが、資料の収納場所は限界であろう。目録も無く積読状態で、目的の資料も容易に出てこない。利用に不便な状況。全く改善されていないのである。積み上げているので下に位置する資料の取り出しや裏側に積まれている資料が目視すら出来ない。何があるかが分からなくなっている。駄目だ。
0コメント