斉諧俗談29

斉諧俗談 29

〇熊野連歌[くまののれんが]

紀伊の国熊野権現の本宮の礼殿において、毎年正月二日、神職と土地の人たちが集い、百韻の連歌興行が催される。その発句は昔の神託の句であるという。

  この山のあるじは花の木陰かな

これに続き、神職の尾崎家の人が脇の句をつけて、以下次々と詠んでゆくということだ。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。