【諸乗法数】付9-1

【諸乗法数】付9-1

九類 

我勝・中  有勝・上 無勝・中上  慢類

我等・中上 有等・上 無等・中   過慢類

我劣・下  有劣・上 無劣・上   卑慢類


註 九種慢ともいう。慢は他と比較して己の優れている所を思い上がることで、これを九つに分類し、上中下を付けたもの。

自己という物が成立すると他人と比較し、優っているか、同じか、劣っているかと視るようになる。それをまず我慢・過慢・卑慢に分け、更にそれぞれを三つに分けている。我慢は基本の慢であり、自己を中心に優劣を比較する。過慢は先ず己が優れていると思い上がる心より優劣を比較する。卑慢は己が劣っているという前提で優劣を比較する。

『倶舎論』巻十九に見える他、『阿毗達摩發智論』等にも見える。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n1734a56265e1


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