【諸乗法数】付6-2
【諸乗法数】付6-2
六行事觀
苦
麁 厭下
障
淨
妙 欣上
利
註 六行觀ともいう。厭うもの三種、欣ぶもの三種に分けて観想する修行法。例によって順序が異なるので原典によって訂正。
厭麁(粗の誤り)觀 欲界の不浄粗末を想い、世の無常を知る。
厭苦觀 欲界の苦患を想い、厭離穢土の理を知る。
厭障觀 煩悩が解脱の障碍となることを想う。
欣淨(勝の誤り)觀 禅定勝定の楽を欣ぶ。
欣妙觀 禅定によって妙果を得ることを欣ぶ。
欣利(出の誤り)觀 禅定によって出離せることを欣ぶ。
『釋禪波羅密法門』巻五に見える。また、『大毗婆娑論』巻六十四に同樣なことを六相として記す。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n74436f4658fb
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