【諸乗法数】付4-8
【諸乗法数】付4-8
所熏四義
堅住(性)義
無記(性)義
可熏(性)義
與能(共)和合性義
註 能熏四義に対応するもの。こちらは阿賴耶識に生ずる作用。
堅住性義 未那識で生じた熏習が変易しないこと。
無記性義 善悪を問わず熏習が生ずること。例えれば麝香に交われば香り、蒜薤(仏教で「五葷」と呼ばれる、ニンニク(蒜)とラッキョウ(薤)。これらは、精進料理で避けられる食材とされている)に交われば臭うが如きこと。
可熏性義 修行が進み熏習に惑わされなくなった状態。例えれば金器玉器が堅牢無比なるが如きもの。
與能共和合性義 能熏四義の第四義と同じとする。
『成唯識論』巻二に見える。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n5118e5cee10a
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