【諸乗法数】18-2
【諸乗法数】18-2
十八空
般若
内
外
内外
空
大 空
第一義
有爲
無爲
畢竟
無始
散
性
自相
諸法 空
無可得
無法
有法
無有法
註 空(くう)の概念を十八に分けたもの。
内空 六根は皆空とする。
外空 六境は皆空とする。
内外空 自分そのものが空であるとする。
空空 空そのものが既に空であるとする。
大空 この世界そのものが空であるとする。
第一義空 実相も自性も全て空であるとする。
有爲空 因縁も全て空であるとする。
無爲空 涅槃すら空であるとする。
畢竟空 諸法すら空であるとする。
無始空 無始(因には始めが無い)すら空であるとする。
散空 集まりは離散するので空であるとする。
性空 自性は空であるとする。
自相空 諸法の相も空であるとする。
諸法空 一切の諸法すら空であるとする。
無可得空 諸法の姿は求めても得られぬ故空であるとする。
無法空 過去未来の因縁諸法も空であるとする。
有法空 現在の諸法も空であるとする。
無(法)有法空 三世の因縁諸法も空であるとする。
『大品般若経』巻一、『放光般若経』巻一、『大般若経』巻四百七十九・四百八十に見える他、『大智度論』にも見える。なお、龍樹はこれを詳述して『十八空論』を著した。陳の真諦に訳がある。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n46ae4f635cc3
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