【諸乗法数】16-2

【諸乗法数】16-2

十六觀門 

觀(無量壽)經


日     八功德水    一切色身    雜想

水  觀  惣    觀  觀音   觀  上輩生 觀

地     花座      勢至      中輩生

寶樹    像       普想      下輩生


註 釋迦が韋提希夫人に極楽往生のためにと教えた観想の方法十六。

日観 日想観ともいい、落日に向い正座し落日の彼方に極楽世界があると観想する。これから始める。

水観 水想観ともいい、水を想い、その水が透徹した冰となり、やがて瑠璃に変ずるを觀想する。

地観 地想観ともいい、水想で得た瑠璃の地に七宝等が満ち、それぞれ五百の光りを放つことを観想する。

宝樹観 樹観・樹想ともいい、極楽世界の七重行樹の壮麗なのを観想する。

八功徳水観 池観・池想ともいい、極楽の八功徳水の満ちた池の様子を観想する。

惣(正しくは総)観 宝楼観ともいい、極楽世界に聳立する宝楼閣のありさまを観想する。

花(正しくは華)座観 華座想ともいい、佛の座する蓮台を観想する。

像観 像想観ともいい、蓮華座の上に阿彌陀が座し、左右に観音・勢至の二菩薩が侍しているさまを観想する。

一切色身観 真身観ともいい、無量寿佛の真の姿を観想する。

観音観 観音菩薩を観想する。

勢至観 勢至菩薩を観想する。

普観 自往生観ともいい、己が往生する時の姿を観想する。

雑想観 極楽世界に居住するさまざまな佛菩薩の姿を観想する。

上・中・下輩生観 上品・中品・下品の往生をそれぞれ観想する。

『観無量寿経』は浄土三部経の一つ。『法華経』と並んでよく知られた経。浄土門の根本経典。一巻。劉宋の疆良耶の訳。但し、梵本が無く偽作の疑いがあり、大正蔵でも仮託部に入れられている。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n474638db98e2


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