【諸乗法数】10-73
【諸乗法数】10-73
食肉十過
一切衆生無始以來皆是巳(己の誤刻)親
食肉人衆生見生驚怖
壞他信心
慈心少行人不應食
過去曾惡羅刹習氣
令學呪術不行
衆生身命與巳(己の誤刻)無別
諸天賢聖遠離惡神恐怖
不淨所出
死墮惡道
註 肉食のよくないとされる理由の十。
一切衆生の初めは皆己の親族。ために親族を食らうこととなる。
一切衆生は皆己の命を愛しているため、己も食われるかと恐怖心を起す。
他人の信心を壊すことになる。
慈悲心が少なくなり、他人のことを構わなくなる。
悪鬼羅刹と同じになる。
正しい悟りの道を学ぶことがかなわなくなる(學呪術不行は原典では學術不成)。
衆生の身命は皆分別が無い。
諸天賢聖から離れ悪鬼に近づく。
不浄となる。
死後地獄に堕ちる。
『法苑珠林』巻九十二に見える。なお、原典では「衆生此己親 見生驚怖 他壞信心 行人不應食 羅刹習氣 學術不成 生命同己 天聖遠離 不淨所出 死墮惡道」と短く見出しをつけて解説を加えている。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n9f1a8e51dfff
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