国会図書館廃棄本
国会図書館廃棄本
東隅書生
虫食いで痛みもあるが、旧蔵印のために購入の一冊である。
「国立国会図書館」の朱印とその上からは廃棄の消印が押されている。正式に廃棄されたものと思しい。それが古書市場に出たものである。国会図書館に納めたので永遠に保管されるかといえば、必ずしもそうならないという事だろうか。
以上、『東隅随筆』567号より(転載承認済)
国会図書館は公刊されたものを逐一収蔵しているが、これを見ると処分もしているようだ。しかし、以前から適宜整理の意味で廃棄していたのか、それとも文系に対して冷淡な現政権下でこのようなことがなされるようになったのか、後者であるならばその真意を質したいところである。
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