【諸乗法数】10-49

【諸乗法数】10-49

十本華嚴 

略本 

下本 

中本 

上本 

普眼 

同説 

異説

主伴 

眷属

圓滿


註 『華厳経』の異本の種類。華厳十類経ともいう。

略本は八十華厳の十万偈文の内四万五千を訳す。

下本は四十巻華厳(般若三蔵訳普賢行賢品)

中本は六十巻華厳(旧訳)

上本は八十巻華厳(新訳)

普眼は佛駄跋陀訳の十巻本。主に入法界品。

同説は遍法界品。

異説は華厳の中で人以外の異類について説いた部分。特に品は指定しない。

主伴は十地品。

眷属(けんぞく)は方便のためにさまざまな譬喩を用いた部分。これも特に品は指定しない。

圓満は以上の九経を融合させたもの。即ち本経全て。

これは法蔵が則天武后に華厳を説いた金獅子章に見える説。金獅子章は華厳の入門書として優れている。新国訳大蔵経に入っているので読み易い。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n280c46c85b44


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