【諸乗法数】8-31

【諸乗法数】8-31

凡小八倒 

涅槃(經)

無常計常     常計無常

無樂計樂 凡夫  樂計無樂 二乘

無我計我     我計無我

不淨計浄     浄計不浄


註 『涅槃経』の常楽我浄の凡夫(小乗)と二乘(大乗)の捉え方の違い。当然、大乗の立場を取っているので大乗るに軍配を挙げる。

凡夫は無常を認めず、無楽(苦)を楽と見なし、本来無我であるのを我と見なし、不浄である現世を浄であると思う。

それに対して大乗の教えを得た者は常と思われるものは無常であり、楽と思われるものは実は苦であり、我見に捉われることなく、現世を不実と見なす。

なお、出典の「四」とあるのは「涅」の誤刻か版木の欠損のためであろう。

※図はこちら↓

https://note.com/11111hiromorinn/n/nf0178acb7f4d


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