【諸乗法数】6-59
【諸乗法数】6-59
六塵賊
涅柈(ママ) 首楞
色 觀此六塵
聲 如六大賊
香 經云 若人入根
味 能劫善法
觸 功德云々
法
註 煩悩を起す六塵(六根)を賊に喩えたもの。六賊とも。『涅槃経』巻二十三、『首楞厳経』巻四の他、『最勝王経』巻五にもある。玄奘訳『大乗百法明門論』に詳しい記述がある。なお、この「経云」の偈は『涅槃経』による。六根は色(しき)・声(しょう)・香・味・触(そく)・法の外賊をいざない、貧(とん)・瞋(じん)・痴(ち)の煩悩の内賊を働かせる媒介となるところからいう。
※以上で「六」の部終わり。
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