【諸乗法数】6-56
【諸乗法数】6-56
六離合釋
(法華問答・既出)
依主釋 能所椅彰
持業釋 體持業用
相異釋 两別雙擧
有財釋 將他顯巳
隣近釋 俱近隣強
帶數釋 體校數量
註 梵語の複合詞の法則六種。
依主釋は別の意味を有する詞が合したもの。例「眼識」五蘊の「眼」と六識の「識」を合して成る。
持業釋は義の異なる詞が合して一語となるもの。例「大乗」
相違釋は相反する語が合して一語となるもの。例「教観」
有財釋は他の語を加えて意味を強めるもの。例「有財」を「有財産」という。
隣近釋は近い意味の言葉に置き換えること。例「慧」を「念処」という。
帶數釋は数量詞。例「五蘊」「六識」等。
出典は『法華問答』とあるが誤り。正しくは玄奘の弟子窺基の『大乗法苑義林』の総料簡章。『大正蔵』なら四十五に所収。
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