【諸乗法数】6-34
【諸乗法数】6-34
六趣道
地獄
畜生
餓鬼
修羅
人道
天道
註 いわゆる六道。因果の理によってこの六つの世界を輪廻する。地獄道から餓鬼道までが三悪道、修羅から天道までが三善道。修羅を三悪道に入れて四悪道とするものもある。死に変わり生まれ変わりしながら六つの世界を輪廻するが、順番に廻るわけではなく、今生の言動によって後生の行き先が決まる。この輪廻の状態から抜け出すのを解脱というが、どの道に居てもそこから救い出してくれるのが観音さまであるということから、観音信仰が盛んとなった。それぞれの道から救済してくれるとされる観音さまは下の図の通り。これはあくまで密教における信仰であり、顕教、特に浄土系は死後は阿弥陀如来によって極楽浄土へ導かれるとして考え方を異にする。但し、特に地獄については源信の『往生要集』で事細かに説明されているように、六道そのものは否定していない。
※図入りの同じブログはこちらをご覧ください↓
https://note.com/11111hiromorinn/n/n7c3509714ec8
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