【諸乗法数】6-22
【諸乗法数】6-22
六妙門修
(圓)覺鈔
數息
隨息
止(心)
(修)觀
還
淨
註 天台において(後には禅でも)修行のために行う呼吸法の六種。出典は『円覚鈔』とあるが、これは引用と思われる。正しい出典は『六妙法門』(天台大師智顗撰、大正蔵四十六冊所収)。禅家において坐禅の方法として特に重視されている。
数(数息観) 声を出さずに吐く息を1から10まで数える。
随 息を数えることをやめて、ただ息そのものをイメージする。
止 息が鼻先を通して出ることと入ることをイメージする。
観 心の動きを観察する。
還 心を観察する心はどこから生れたことを究明する。
浄 以上によって心を落ち着かせることができたなら、以上の方法に頼る心を生じさせてはならない。坐禅の目標はその先にあり、言葉で伝わりにくい世界のため仮に「浄」という言葉で表す。
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