【諸乗法数】6-17
【諸乗法数】6-17
六根互用
首楞(嚴經)
阿那律陀無目而見
跋難陀龍無耳而聽
競伽神女非鼻聞香
憍梵波提異下知味
舜若多神無身覺觸
摩訶迦葉因明了知不思念
註 六根は互いに作用しあい機能するの意。
阿那律陀(釋迦の従弟で十大弟子の一人)は失明したが天眼通を得た。
跋難陀龍王は慈雨を降らし生民の感謝の声を天上で聞き届けた。
競伽神女(恒河の女神。祖庭事苑(宋睦庵善卿編の佛教用語辭典)に恒河の神とある)は鼻無くして良く香を嗅ぎ分ける。
憍梵波提(十大弟子の一人)は前世は悪の報いで牛に成っていた事があり、人身に生まれても舌が異なっていたが良く味を知ることができた。
舜若多神(虚空神)は実体は無いが風の如く触覚を知ることができた。
摩訶迦葉は意根を滅し尽くしたが一切の法を知ることができた。
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