【諸乗法数】5-150
【諸乗法数】5-150
五 音
宮・土
商・金
角・木
徴・火
羽・水
註
これは佛教ではなく儒教における五音階(宮(きゅう)・商・角・徴(ち)・羽(う))を五行(土・金・木・火・水)に当てたもの。後には音韻の五分類にもなった。中国で儒教と道教、それに仏教が融合し、それがわが国にも伝えられたことから、儒教の基本も押さえておく必要があり、こうして採り上げられたのであろう。お経を節をつけて唱える声明(しょうみょう)のように音楽といってよいものも発達したが、五音を元にしていることからもその影響ぶりが伺える。
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