【諸乗法数】5-114
【諸乗法数】5-114
慧觀五教
有相
無相
抑揚教
同歸
常住
註 慧観(鳩摩羅什の高弟。八俊の一人)が唱えた釋迦一代の聖教の変遷。大疏に見える。
有相教 初期の十二年で戒を定め自らの悟りの方法を説く。いわゆる小乗。『阿含経』が相当する。
無相教 小乗より脱し空を説く段階。
抑揚教 更に進み小乗を抑え大乗を揚げる段階。則ち『般若経』を説いた段階。
同帰教 三帰を一にし、あまねく菩提に向かわしめる法を説いた段階。則ち『法華経』を説いた段階。
常住教 一切の衆生には佛性があると説いた段階。則ち涅槃の時期を示す。
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