【諸乗法数】4-132

【諸乗法数】4-132 

法四 

本生  教  理  行  果 

註 『大乗本生親地観経』(日本国三蔵霊仙訳)巻二にある「法宝」の四分類。一切の煩悩を打破するために佛の教えから始め、理を明らかにし、行を行い、遂に果に到るとする。 


疏 『大乗本生親地観経』の巻二は、五百長者が「近親者を捨てて出家するような残酷な大乗の修行は、まず涅槃を得てそれから衆生を救うという二乗に劣るという」と非難するのに対し、佛が四恩を説き、四恩は平等であると説く。参考までに、「法宝」の四分類のカ所を訓読文で紹介する。 「諸善男子よ、一佛寶に無量の佛あるが如く、如來所説の法寶も亦た然なり。一法寶中に無量の義あり。善男子よ、法寶中に四種あり。一者教法。二者理法。三者行法。四者果法。一切無漏の能く無明煩惱業障を破する聲名・句文を名けて教法と為す。有無の諸法を名けて理法と為す。戒定慧行を名けて行法と為す。無爲の果を名けて果法と為す。如是の四種を名けて法寶となす。衆生を引導して生死海を出て彼岸に到らしむ。」  


※久しぶりでこちらにもアップしてみました。

現在はnote https://note.com/11111hiromorinn/

で続けております。



過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。