【諸乗法数】2-19

【諸乗法数】2-19 


道二 正理 有漏 無漏 

註 正理は正しくは正見。正見は八正道の一つで正しい法の下観照すること。有漏(うろ)は煩悩に惑わされている凡夫の段階。無漏は煩悩を克服した菩薩の境地。

「有漏路より無漏路へ帰る一休み 雨降らば降れ風吹かば吹け」と詠じて、華叟宗曇から一休の号を授けられた一休宗純の逸話は有名。 


識ニ分 相分 所縁境 見分 能縁識 

註 『成唯識論』の説。識とは対象を「認識」する事。この認識に二種有るとする。平たく言えば相分所縁境とは客觀的な認識、見分能縁識は主觀的な認識となる。 

※●黒丸について 本文と照らして見るに、黒丸は白丸同様に二つの言葉が関係あることを表していますが、違いは経典の同一の部分に並列してはおらず、項目が異なる事を示している様です。   

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。