佛像圖彙583

【583】釈迦如来(しゃかにょらい) 


[通釈] 

六齋日本尊 

釈迦如来 三十日 


[解説] 

 六齋日の殿(しんがり)は釈迦如来。三十日は四天王が人々の善悪を調べる日とされ、その結果によって苦楽どちらかの世界に送られるといわれており、最も重要な日とされる。 

 失敗した廃物を「おしゃか」というのは、元々鋳物師(いものし。いもじ、とも)の隠語。地蔵を鋳るつもりが間違って釈迦を造ってしまったということから(あくまで俗説)。また、四月八日(釈迦の生日)を早口の江戸訛で「し(火)が入った」と聞き誤ったことからとも。  

過去の出来事

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