1945年4月18日

1945年4月18日　昭和20年

【内　閣】

総理　鈴木貫太郎／外務　東郷茂徳／内務　安倍源基／大蔵　広瀬豊作／陸軍　阿南惟幾／海軍　米内光政／司法　松阪広政／文部　太田耕造／農商　石黒忠篤／軍需　豊田貞次郎／運輸通信　小日山直登／大東亜　東郷茂徳（外相兼任）／厚生　岡田忠彦／国務　桜井兵五郎／国務　左近司政三・国務（情報局総裁）・下村宏・安井藤治／内閣書記官長　迫水久常／法制局長官　村瀬直養

【宮中主要官】

内大臣　木戸幸一／宮内大臣　松平恒雄／枢密院議長　平沼騏一郎／枢密院副議長　清水澄

【軍部高官】

［陸　軍］

陸軍次官　富永恭次／軍務局長　吉積正雄／参謀総長　梅津美治郎／参謀次長　河辺虎四郎／教育総監　土肥原賢二

［海　軍］

海軍次官　岡　敬純／軍令部総長　及川古志郎

【植民地高官】

朝鮮総督　阿部信行／台湾総督　安藤利吉／関東長官　山田乙三／樺太庁長官　大津敏男／南洋庁長官　細菅戊子郎

【東京都長官】

西尾壽造

【首　長】

大阪府知事　池田清／大阪市長　坂間棟治／京都府知事　安藤狂四郎／京都市長　篠原英太郎／北海道庁長官　坂千秋／青森県知事　大島弘夫／岩手県知事　鈴木脩蔵／秋田県知事　久安博忠／宮城県知事　内田信也／山形県知事　斎藤亮／福島県知事　石井政一／茨城県知事　古井喜実／栃木県知事　相馬敏夫／群馬県知事　石井英之助／千葉県知事　川村秀文／埼玉県知事　福本柳一／神奈川県知事　藤原孝夫／山梨県知事　多湖實夫／新潟県知事　町村金五／富山県知事　西村彰一／石川県知事　平井章／福井県知事　加藤初夫／長野県知事　大坪保雄／静岡県知事　今松治郎／愛知県知事　吉野信次／岐阜県知事　橋本政實／滋賀県知事　菊池盛登／奈良県知事　小田成就／三重県知事　 持永義夫／和歌山県知事　小林千秋／兵庫県知事　成田一郎／岡山県知事　小泉梧郎／広島県知事　松村光麿／山口県知事　上田誠一 ／鳥取県知事　武島一義／島根県知事　山田武雄香川県知事　小菅芳次／徳島県知事　野田清武／愛媛県知事　雪沢千代治／高知県知事　高橋三郎／福岡県知事　戸塚九一郎／佐賀県知事　田中省吾／長崎県知事　 田中重之／大分県知事　中村元治／宮崎県知事　宮崎謙太／熊本県知事　曽我梶松／鹿児島県知事　柴山博／沖縄県知事　島田叡

陸軍所属第19戦隊特攻出撃（日本本土近海・沖縄）。三式戦2機未帰還。

［大本營發表］

（昭和二十年四月十八日十六時）　　

我航空部隊は沖繩本島守備部隊の勇戰敢鬪に呼應し引續き同島周邊の敵機動部隊竝に艦船を猛攻中にして四月十六日、十七日の兩日に於て我方の収めたる戰果中現在迄に判明せるもの次の如し

　　撃　沈　　航空母艦（内三隻は正規航空母艦）　　五隻

　　　　　　　戦　艦　　　　　一隻

　　　　　　　戦艦若は巡洋艦　二隻

　　　　　　　巡洋艦　　　　　一隻

　　　　　　　輸送船　　　　　四隻

　　撃　破　　戦　艦　　　　　一隻

［第２１爆撃機集団任務要約］

任務番号第７６号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Aghast # 2

目標：太刀洗飛行場　( 第一目視目標 )90.35 – 1236、大村飛行場（第一レーダー目標 ）90.36 - 849

参加部隊：第７３爆撃団

出撃機数：２１機

第一目標爆撃機数：９５％（第一目標２０機、臨機目標１機）

第一目標投弾時刻：１８日０７時４１分－０７時５４分

攻撃高度：１５０００－１５４００フィート

目標上空天候：晴、軽いもや、視距離無制限－靄により１０マイル

損失機数：２

任務要約：爆撃結果は十分、格納庫と他の建物に被害追加。地上で単発４機、双発３機が損傷、単発１機と双発１機が破壊された。１機が敵との戦いにより、目標上空で失われ、１機は敵機に撃たれ帰還中不時着水した。敵の航空抵抗は激しい－攻撃６７回。敵機撃墜１機、概ね撃墜３機、撃破６機。対空射撃は、重口径、散発、不正確。

平均爆弾搭載量：８４７２ポンド

平均燃料残量：５５７ガロン

任務番号第７７号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Famish # 3

目標：鹿屋東飛行場　( 目視目標 )90.38 – 2516、国分飛行場（レーダー目標）

参加部隊：第３１３爆撃団

出撃機数２０機

第一目標爆撃機数：９５％（１９機）

第一目標投弾時刻：１８日０７時５０分－０８時１７分

攻撃高度：１６０００－１６８００フィート

目標上空天候雲量：０－１０

損失機数：０

任務要約：爆撃結果は十分、双発４機を破壊、双発５機に損害を与えた。格納庫と他の建物に被害追加。１機が爆撃不能。敵の航空抵抗は弱い－攻撃１回。対空射撃は、重口径、散発から強烈、不正確。

平均爆弾搭載量：１２０００ポンド

平均燃料残量：７８０ガロン

任務番号第７８号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Checkbook # 3

目標：鹿屋飛行場　( 目視目標 )90.38 - 1378　、鹿屋東飛行場（レーダー目標）90.38 - 2516

参加部隊：第３１４爆撃団

出撃機数：３３機

第一目標爆撃機数：９０％（第一目標３０機　臨機目標１機）

第一目標投弾時刻：１８日０７時５０分－０７時５８分

攻撃高度：１８０００－１９１４０フィート

目標上空天候雲量：２－７

損失機数：０

任務要約：爆撃結果は十分、格納庫と他の建物に被害追加。滑走路は穴あき、かなりの建て物が被害を受けた。２機が爆撃不能。敵の航空抵抗－攻撃１回。対空射撃は、重口径、散発、不正確。

平均爆弾搭載量：５７１８ポンド

平均燃料残量：１２９９ガロン

任務番号第７９号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Bullish # 2

目標：出水飛行場　( 目視目標 )90.37 – 2512、国分飛行場（レーダー目標） 90.38 - 2525

参加部隊：第７３爆撃団

出撃機数：２３機

第一目標爆撃機数：９１％（第一目標２１機　臨機目標２機）

第一目標投弾時刻：１８日０７時２９分－０７時５８分

攻撃高度：１５３９０－１６３００フィート

目標上空天候：晴、視距離は靄のため限定的

損失機数：０

任務要約：爆撃結果は十分、格納庫３棟は損害したように見え、単発機１機は破壊され、同３機と双発機２機が被害を受けた。敵の航空抵抗・対空射撃は、皆無。

平均爆弾搭載量：８４４９ポンド

平均燃料残量：９４３ガロン

１機はエンジン２基停止で沖縄に着陸した。

任務番号第８０号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Barranca # 2

目標：国分飛行場　( 目視・レーダー目標 ) 90.38 – 2525、出水飛行場（第二目標）90.37 - 2512

参加部隊：第３１３爆撃団

出撃機数：２２機

第一目標爆撃機数：８６％（第一目標１９機　臨機目標１機）

第一目標投弾時刻：１８日０７時４５分－０８時０１分

攻撃高度：１５６００－１７０００フィート

目標上空天候雲量：０－３

損失機数：０

任務要約：爆撃結果は任務番号７２および８０を参照。格納庫３棟は損害したように見え、いくつかの付属建物は被害を受けた。単発機４機が破壊され、同５機が被害を受けた。２機は爆撃不能。１機は第二目標のAkune飛行場を爆撃した。敵の航空抵抗は皆無。対空射撃は重口径、散発から強烈で不正確。

平均爆弾搭載量：１４３９０ポンド

平均燃料残量：９３３ガロン

任務番号第８１号

日時：１９４５年４月１８日

コードネーム：Bushing # 2

目標：新田原飛行場　( 目視目標 ) 90.33 – 2531、宮崎飛行場（レーダー目標） 90.38 - 2529

参加部隊：第３１４爆撃団

出撃機数：１１機

第一目標爆撃機数：１００％

第一目標投弾時刻：１８日０９時０３分－０９時２３分

攻撃高度：１５６００－１７０００フィート

目標上空天候雲量：２－７

損失機数：０

任務要約：爆撃結果は充分。格納庫と他の建物は被害を受けた。滑走路は穴だらけ。上記出撃数に含まれないスーパーダンボ１機はNokubiを爆撃した。敵の航空抵抗は皆無。対空射撃は重口径、散発で不正確から正確。

平均爆弾搭載量：５９５０ポンド

平均燃料残量：１０４７ガロン

［アメリカ陸軍航空軍戦闘日誌］

〇第２０空軍

Ｂ－２９約１００機は１７日に攻撃された目標と同じ大刀洗、国分、出水、新田原、鹿屋第二飛行場を爆撃。

〇第７空軍

１９日にかけ、硫黄島のＰ－６１　３機は父島のレーダー基地と二見港を銃爆撃。