佛像圖彙557
【557】因幡薬師(いなばやくし)
[通釈]
因幡薬師
因幡堂平等寺と号する。此の薬師如来は中天竺祇園精舎の内にある療病院の本尊であった。清和の帝の御代に因幡国加留浦の網にかかって出現された。 長和五丙辰の歳、中納言行平が誓約に依って感得した。碁盤の上に安置し堂等を建てたことから因幡堂と号する。
[解説]
中納言行平とあるが、在原行平(ありわらのゆきひら)ではなく、橘行平のこと。勅使として因幡一宮に赴いた時に感得したという。現在は下京区の因幡堂町に所在する。真言宗智山派平等寺。詳細は https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%AD%89%E5%AF%BA_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%B8%8B%E4%BA%AC%E5%8C%BA)
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