佛像圖彙546

【546】龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ) 


[通釈]

龍樹菩薩 


[解説] 

 本図には見出しがないが、ここからは三十日秘仏。一ヶ月三十日に三十の仏を配して礼拝する。原形は西暦900年代に中国で定められたものだが、十三仏同様に我が国で盛んとなった。三十日を周期として、特別な日にだけ開帳することを許された秘仏が対象。それぞれの日は特別なご利益が受けられる日として、多くの人が寺院にあつまり、境内に縁日が起こるきっかけにもなった。

  本書では十三仏に続く形をとり、十三仏以外のものが紹介されている。龍樹菩薩も既出。釈迦入滅後700年にして樹の下で生まれ、竜宮に入って成道を得たことから龍樹と名づけられた。 

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