【諸乗法数】1-5
【諸乗法数】1-5
一門 『首楞嚴經』(しゅりょうごんぎょう)に「門超出、莊嚴路」と。
註 一つの教えに通ずる事。『首楞嚴經』(正しくは『首楞嚴三昧經』)巻一の句。正しくは「十方如來 一門超出 妙莊嚴路」。妙の一字が脱落している。
『首楞厳三昧経』は2または3巻。4~5世紀に鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳。仏が堅意菩薩の請いに応じて、頓証菩提(とんしょうぼだい)の法として首楞厳三昧を説いたもの。この他、『大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経』の略称でもある。10巻。般刺密帝(ばんらみたい)訳。禅法の要義を説いたもの。
一生 『華嚴經疏』(けごんきょうそ)に「一生圓曠劫之果」と。
註 現世では迷いに囚われるが、來世では佛果を得られるとの義。善財童子が五十三の賢者を巡拜し教えを請うた故事に因む。
『華嚴經疏』は『華厳經』 (八十華厳) の注釈書。中国,唐の澄観 (738~839) 著。 60巻。
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