佛像圖彙456

【456】招杜羅大将(ちょうとらたいしょう) 


 [通釈] 

招杜羅大将 丑 梵字はウン 

本地は金剛手菩薩 

太刀を持つ。 


[注] 

見出しは「てうとら(このまま読むと「ちょうとら」)」と仮名が振ってあるが、「しょうとら」が正しい。 


[解説] 

 図では本地は金剛手と説明があるが、大日如来の化身とするものもある。このような違い、混乱は、歴史の浅い尊像ほど多いようである。建前上は遠い昔から存在していることになっているが。 丑の守護神将で、丑の字は新生児が握りしめた手の形を表した象形文字で、何かを掴んで始まるという意味もある。時間では午前2時頃、方角は北北東。始まりの時刻、方角である。   

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