佛像圖彙437

【437】三面大黒天(さんめんだいこくてん) 


[通釈] 

三面大黒天 梵字はマ 

伝教大師が比叡山を開いた折に、三千の宗徒を守護するために現われなされた。 


[解説]

  三面大黒天は、大黒天と毘沙門天、辨財天が習合した尊像。伝教大師云々は付会の説と思われるが、比叡山に初めて祀られた。東京大田区大森の法華宗大林寺には武田逍遙軒(信玄公の弟)筆と伝えられる画幅が伝わっている。    

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