佛像圖彙338


【338】觜宿(ししゅく) 


[通釈] 

二十 觜宿 

通考に「觜觽(しけい)は三星。軍の候(烽火)を主る」と。 


[解説] 

 觜宿は、和名とろきぼし。二十八宿の一つで、西方白虎七宿の第6宿。距星はオリオン座λ星。星官(星座)としての觜宿はオリオン座λ、φ1、φ2の3つの星によって構成される。占いでは「入学・神詣り等が皆吉」などとする。 


 [摂津名所図会より]51 四天王寺続き 

熊野礼拝石(くまのらいはいせき)  南大門の内にあり。四石の一つ。世間では、熊野権現遥拝石という。阿部野はいにしえの紀州熊野街道の起点である。

  『夫木和歌抄』 

  この寺ををがむ印の石のうへにかたく契りをむすぴけるかな   慈 鎮 

※熊野権現礼拝石 熊野詣にはまずこの場所で熊野権現を礼拝して道中の安全を祈り、熊野古道を南へ向かった。 


 ※四天王寺の説明はまだたくさんありますが、取り敢えずここまでとし、先へ進むことにします。    

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