佛像圖彙330
【330】危宿(きしゅく)
[通釈]
十二 危宿
通考に「危は三星。天府を主る」と。
[解説]
危宿は、和名うみやめぼし。二十八宿の一つで、北方玄武七宿の第五宿。距星はみずがめ座α。主体となる星官(星座)としての危はみずがめ座α、ペガスス座θ、εの3つの星から構成される。占いでは「悪日であり、移転・旅行・開店は凶」などとする。
[摂津名所図会より]43 四天王寺続き
○石神祠(いしがみのほこら) 御供所の南に並ぶ。当寺草創の時、材石を牛車にて運送したが、完成の後、牛が化して石と成る。そこで、その牛の霊をここに祀ったということである。
○三昧堂(さんまいどう) 同所の南にあり。求聞持堂ともいう。桁行九間二尺六寸、梁行五間二尺七寸。聖徳太子二歳尊像・文殊・普賢・四天王等を安置する。
○天照太神宮 三昧堂の南に御鎮座まします。
○天皇宮 神明宮の南にあり。祭神は欽明帝・敏達帝・用明帝・崇峻帝・推古帝・間人穴太部皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)等を鎮め奉る。間人穴太部皇女は聖徳太子の御母后である。
○棚所(たなどころ) 天下宮の南、塀の内にあり。桁行六問.梁行三間)聖徳太子十六歳の尊影を安置する。毎年十月朔日より七ヶ日の間、本地供あり。
※以上、絵はありません。
0コメント