佛像圖彙305


【305】禄存星(ろくそんしょう) 


[通釈] 

禄存星 梵字はキャ 

第三 

光明照菩薩 

[解説] 

 これも占星術での名。星宿では天璣(てんき)。おおぐま座γ(ガンマ)星のこと。おおぐま座の恒星で2等星。北斗七星を形成する恒星の1つ。北斗七星はあくまで地球からそのように見えるだけであり、個々の星はそれぞれ異なる星団に属している(全部で3星団)。また、遠い将来、地球の地軸が今より動くとされており、その時には北斗七星の形も崩れて見られなくなる。 


[摂津名所図会より]20 

全興寺(ぜんこうじ)  

同郷野堂町にあり。本居は牛頭天王の奥院と称す。本尊は薬師仏。聖徳太子の御作である。 

※絵はありません。 

※大阪市平野区平野本町 

※高野山真言宗 おおさか十三仏霊場 摂津八十八ヶ所霊場。聖徳太子が平野の野中の地に小宇を建立して薬師如来の像を安置されたと伝える。1615年の大阪夏の陣で一部を焼失。1661年再建。  

  

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