訓蒙図彙389

訓蒙図彙 389 天文の部 

洞(とう) cave 


 [訓読]洞 とう ほら。峒(とう)、同じ。○山に岩穴有りて袖に似たるを岫(しゅう)といふ。くき。岩窟(がんくつ)、いわや。 

[通釈]洞 とう ほら。峒も同じ。○山に岩穴があり、袖に似たのを岫という。くき。岩窟は、いわや(岩屋)。 

[語釈]●岫 音は「シュウ」、訓は「くき」。山の斜面やがけにあるほらあな。「草くき」「かやくき」とともに動詞「くく」「たちくく」「とびくく」と関係づけて、「潜る」「漏れる」の意から「穴」をいうとされる。 ●岩窟 岩壁に自然にできた洞穴。また、岩に横穴を掘って住居としたもの。いわむろ。岩屋。石屋。 

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。