佛像圖彙264
【264】官帯童子(かんたいどうじ)
[通釈]
第二 官帯童子 梵字はウン
又赤音童子と名づく。
印は金剛合掌。
本地は普賢菩薩。
[解説]
官帯童子は、赤音童子ともいわれ、本地を普賢菩薩とし、手に官位を司る帯「官帯」を持っている。官帯とは官服の帯。宝石等をあしらったので「石帯(しゃくたい)ともいう。あしらう石は位階に依って規定があった。和名抄及び延喜式に詳しい。遺品は正倉院の奈良朝期の物や大阪道明寺天満宮の菅家の遺品と伝えられる平安前期の物がある。
[雑記]
動画配信をしている寺院が全体でどれぐらいあるのか分かりませんが、Twitterで案内されているものや、YouTubeでおすすめとして表示されたものはだいたいチャンネル登録をしています。その数、現在で20ぐらい。毎日必ず勤行を視聴しているのが4、その他時間があれば視聴しているのが若干。あとは仏教についてのお話をされているものを中心に視聴しています。
多くはチャット欄を設けて、その場で書き込みができるようにされており、あいさつのほか質問などもできるようになっています。ただ、その場ですぐにご住持がご返答下さるものもあれば、書き込みしっ放しというのもあり、当然ながら後者のチャンネルでは質問はほとんどありません。
チャット欄というのは便利な反面、問題も必ず起こるもので、意味不明な文言や揶揄嘲笑した書き込みなど、いわゆる「荒らし」が必ずといっていいほどあります。こういうのはチャンネル開設者側でブロックすることもできますし、視聴者のほうで通報するといったこともできます。そのため、荒らしが来てもだいたいはすぐに消す(消える)ものの、同じ人と思えるものがあちこちの寺院のチャンネルに出没するのを見ると、救いを求めているのではないのかななどと解釈したりもします。
しかし、残念ながらと言っていいと思いますが、そういうのを受け止めて相手をされるご住持は見た範囲ではおられず、「荒らしはブロックさせていただく」と表明されている方がほとんど。匿名で無責任な行為が横行するSNSでは毅然とした態度が必要とされ、なまじ相手にするとおかしな粘着をして却ってひどくなることも多いので、敢て拒絶する態度をとることも慈悲であるということも仏教的には言えると思いますが、荒らしを手玉に取るご住持の対応というのも見てみたいものと思います。
なお、せっかくチャット欄を設けていろいろな声を聞きたいとしながら、いざいろいろな声が寄せられると、中にはいささか手厳しい指摘などがあると、そういうのをとても気にしてしまうご住持もおられ、あるご住持などはどんどんやつれて顔色も悪くなられて、一時はチャット欄を停止したり、再開しても会員制にしたり、また自由にしたりして、あれこれ気にしている姿が痛々しく、明らかにネットには向いていないご性格だと思います。
以上、動画方式の参拝ができるチャンネルを視聴して感じたことをちょっと綴ってみました。
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