佛像圖彙125
【125】合掌観音(がっしょうかんおん)
[通釈]
合掌観音
婆羅門身に化現して衆生を済度する。
[解説]
合掌観音は、無念無想に合掌する最高の境地を示す。「心の目覚めが速やかであれ」と、まず仏様が拝んで下さるという教え。『観音経』普門品第二十五に「婆羅門の身をもって得度すべきものには、すなわち婆羅門の身を現じて、ために法を説く」(應以婆羅門身得度者 即現婆羅門身而為説法)(おういーばらもんしんとくどーしゃ そくげんばらもんしんにーいせっぽう)とある。
[千手観音の持物]6
金剛杵手
金剛杵(こんごうしょ)は元々武器として用いられた物。魔を撃砕する物として法器に。独鈷杵(弘法大師像で御馴染み)三鈷杵等形式は色々。東大寺の秘仏執金剛神(国宝)は大きく振りかざしています(下画像)。
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