訓蒙図彙230
訓蒙図彙 230 人物の部
崑崙(こんろん) Kunlun slave
[訓読]崑崙 こんろん 今按ずるに俗に云ふ、くろばう(くろぼう)。崑崙奴(こんろんど)なり。鬼奴(きど)、同じ。
[通釈]崑崙 こんろん 今考えるに、俗にいう黒坊、崑崙奴のことである。鬼奴も、同じ。
[解説]本項は「崑崙奴」を指す。アフリカ系黒人に対しての呼び名。なお、「崑崙」(こんろん、クンルン)は、中国古代の伝説上の山岳。崑崙山・崑崙丘・崑崙虚とも。中国の西方にあり、黄河の源で、玉を産出し、仙女の西王母がいるとされた。仙界とも呼ばれ、八仙がいるとされる。
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