訓蒙図彙189

訓蒙図彙 189 人物の部

圬者(うしゃ) plasterer

[訓読]圬者 うしゃ かべぬり。圬人(うじん)、泥工(でいこう)、泥匠(でいしょう)、並びに同じ。


[通釈]圬者 うしゃ かべぬり。圬人、泥工、泥匠、並びに同じ。


[語釈]●圬者 「圬」は正しくは原文にある通り、つくりの部分が二本の横線の中を縦線が貫く。今でいう左官のこと。「左官」の語源は、宮中の営繕を行う職人に、土木部門を司る木工寮の属(さかん、四等官の主典)として出入りを許したことからとする説が有力で、この他、遅くとも桃山時代には実際に使われていたとみられるが、江戸時代に成立した本書は「左官」ではなく、漢語由来の言葉を採用している。編著者のこだわりであろう。

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