訓蒙図彙180

訓蒙図彙 180 人物の部

公(こう く)

[訓読]公 こう・く きみ。大臣也。


[通釈]公 こう・く きみ。大臣のこと


[語釈]●大臣 太政官(だいじょうかん)の上官。太政大臣・左大臣・右大臣・内大臣。おとど。これらが公家(くげ)である。公家とは、朝廷に仕える貴族・上級官人の総称。天皇に近侍し、または御所に出仕していた、主に三位(さんみ)以上の位階を世襲する家。平安時代末期から鎌倉時代にかけて公家の家格が固定化され、家柄によって昇進できる官職が限定され、以下の序列のとおりの家格が形成された。1.摂家 2.清華家 3.大臣家 4.羽林家 5.名家 6.半家(諸大夫家)。公家には内々(内々衆)と、外様(外様衆)の区別があり、御所内の詰め所も違った。 

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。