訓蒙図彙178

訓蒙図彙 178 宝貨の部

海鹽(かいえん) sea salt

[訓読]海鹽 かいえん しほ(しお)。塩(えん)、同じ。鹵(ろ)は、あらしほ(あらしお)。鹵坵(ろきゅう)は、今按ずるに、しほじり(しおじり)。塩盤(えんばん)は、しほがま(しおがま)。


[通釈]海鹽 かいえん しお。塩も同じ。鹵は、あらしお。鹵坵は、今考えるに、しおじりのこと。塩盤は、しおがま。


[語釈]●しおじり 塩尻。塩田で、砂を円錐形に高く積み上げて、塚のようにしたもの。これに海水をかけて日にかわかして、塩分を固着させる。 ●しおがま 製塩に使用する釜。古代においては鹹水(かんすい)を煮つめて生塩(きしお)を生産するものと,生塩を熬(い)って焼塩を作るものとがあった。製塩土器もこのいずれかに使われた釜の一種。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。