訓蒙図彙168

訓蒙図彙 168 宝貨の部

金薄(きんはく) gold leaf

[訓読]金薄 きんはく 箔(はく)、同じ。又銀薄(ぎんはく)有り、銅薄(どうはく)有り。


[通釈]金薄 きんはく 箔も同じ。又、銀薄、銅薄もある。


[解説]金箔(きんぱく)は、金を微量の銀や銅とともに金槌で叩いてごく薄く延ばし、箔状態にしたもの。紀元前1200年頃に古代エジプトで製造が始まったと考えられている。現在は真鍮からなる「洋金箔」も普及している。本来の意味での金箔は「純金箔」として区別されていたが、純金の表示が純金のみで製造されていると誤解を受けるため、金のみで作られたものを「純金箔」、銀および銅を合金しているものを「(本)金箔」とあらわしている。

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