1709年6月12日

宝永6年6月12日［貞享暦］1709年7月18日  辛亥  木曜日 清・康煕48年

城中行事：臨時朝会。

松平伊勢守吉里就封を謝し、備前国助守の太刀を献上。松平刑部少輔経隆・松平式部少輔時睦、新田分知を謝し、金時服を献上。松平美濃守吉保、致仕を謝して、来国次の刀・世尊寺宮内大輔伊行筆和漢朗詠集を献上、御台所に千載集並びに料紙硯箱を献上。相馬長門守叙胤、致仕を謝して、志津の刀、御台所に後小松院宸翰の新古今和歌集を献上。本多能登守忠常遺物の来国光の刀・狩野永徳筆屏風、御台所に大納言為家筆和歌初学抄を、子の信濃守忠直より献上。

宗対馬守義方に韓聘の事あるを以て、来年の参勤免除を伝える。

初目見：寄合内藤外記正方・勘定奉行荻原近江守重秀の子源八郎乗秀、中山出雲守時春の養子半右衛門時富・小普請斎藤飛騨守三政の子右近三武・石川監物総昌の子主馬総期ら6人。

暑中見舞いとして、近衛太閤基煕に糖菓一壷・塩鴨、関白家煕に塩鴨を送る。