訓蒙図彙110
訓蒙図彙 110 果蓏の部
銀杏(ぎんきょう) Ginko biloba
[訓読]銀杏 ぎんきやう(ぎんきょう) 俗に云ふ、ぎんあん。杏は唐音に従ふ。一名、白果(はくか)。銀杏樹(ぎんきょうじゅ)、一名、鴨脚樹(おうきゃくじゅ)、いちやう(いちょう)。
[通釈]銀杏 ぎんきょう 俗に「ぎんあん」(ぎんなん)という。杏の字は唐音に従って発音する。一名、白果。銀杏樹は、一名、鴨脚樹、いちょう。
[語釈]●杏 漢音はコウ、呉音はギョウ。「銀杏」の場合は唐音で「アン」と読み慣わしている。
[用例]
『金瓶梅』第七回:只見小丫鬟拏了三盞蜜餞金橙子泡茶,銀鑲雕漆茶鍾,銀杏葉茶匙。
『老殘遊記』第一○回:卻看那扈姑,豐頰長眉,眼如銀杏,口輔雙渦,脣紅齒白,於豔麗之中,有股英俊之氣。
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