訓蒙図彙106

訓蒙図彙 106 果蓏の部

茘支(れいし) lychee

[訓読]茘支 れいし 唐音、りいち。茘枝(れいし)、離支(りし)、並びに同じ。


[通釈]茘支 れいし 唐音、りいち。茘枝、離支(りし)、ともに同じ。


[語釈]●ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産で、観賞用に栽培し、鹿児島、奄美大島、沖縄では、若い果実を食用とするために栽培する。長さ1メートル以上になり、茎は巻きひげで他物にからむ。葉は掌状に深裂し、あらい鋸歯がある。雌雄同株。夏から秋にかけ、葉腋に先が五裂した小さな黄色い単性花をつける。果実は長さ10~20センチメートルの長楕円形でいぼ状の突起におおわれており、黄赤色に熟して先端から三片に裂開する。果肉は甘いが果皮は苦い。漢名、苦瓜・錦茘枝。にがうり。秋の季語。

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