訓蒙図彙82
訓蒙図彙 82 果蓏の部
柰(だい ない)
[訓読]柰 だい、ない からなし。ふなゑ(ふなえ)。〓、同じ。長大なる者を柰となし、円なる者を林檎となす。
[通釈]柰 だい、ない からなし。ふなえ。〓も同じ。長大なものを柰といい、丸いものをを林檎という。
[語釈]●〓 木へんに柰。 ●柰 からなし(唐梨)。「奈」とも。バラ科のカリンの別名とされ、古くはベニリンゴを表す名称としても使われている。「奈」は本来、「木」と「示」をくっつけてできた「柰」という文字で、「示」は祈り、「大(木)」は大地をおおう大きい樹を表すことから、「神事に用いられる果樹」を意味するようになった。
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