1709年4月28日

宝永6年4月28日［貞享暦］1709年6月6日  己巳  木曜日 清・康煕48年

城中行事：月次拝賀。

松平摂津守義行就封の暇を給わり、一文字の刀を下賜。藤堂備前守高堅も暇を給う。

参勤：松平民部大輔吉元

初目見：堀田伊豆守正虎の養子内記正直・保科兵部少輔正賢の子豊次郎正殷

甲斐国長禅寺鉄堂・京成就院隆性・浅草寺龍寺日領・足利学校元要、その他遠国の寺社、富士村上辻之坊頼安、御継統を賀す。

東叡山大慈院慶海、常憲院殿別当職に。観成院賢空、浄光院殿別当職に。共に拝謝。

嵯峨二尊院徹空、寺領下賜を拝謝。

徒頭中山勘解由直正、宇治採茶の暇を給う。

大目付仙石丹波守久尚・目付久留十左衛門正清・鈴木源五右衛門利雄・大岡五郎右衛門、清和将軍宣下に与るよう命じる。

阿部伊予守正春致仕を謝し、城州国行の刀を献上。

毛利甲斐守綱元の遺物を、子の又四郎元朝より献上。備前兼光の刀・狩野松栄筆屏風、御台所に伏見邦輔親王筆古今和歌集。

浄光院殿に仕えた女房ら尼となった者たちに、遺金ならびに月俸を給う。

朝、東叡山長昌院殿(家宣生母)霊牌所に若年寄加藤越中守明英代参。