南留別志361
荻生徂徠著『南留別志』361
一 「ことぶき」といふは、祝することなり。寿命の事に思へるは、博士家のあやまりなり。
[解説]「寿」の訓である「ことぶき」は「ことほぎ」のこと。言寿ぎ、言祝ぎと表記するが、言葉によって祝うこと、祝いの言葉のこと。漢字の「寿」は「いのちながし」という訓が当てられるが、長寿、長生きを意味する。漢字の本義は「とし」「ながいき」で「ことぶき」という意味はなく、菅原家などの博士家が誤って「ことぶき」と読むようになったものだという。
一 「ことぶき」といふは、祝することなり。寿命の事に思へるは、博士家のあやまりなり。
[解説]「寿」の訓である「ことぶき」は「ことほぎ」のこと。言寿ぎ、言祝ぎと表記するが、言葉によって祝うこと、祝いの言葉のこと。漢字の「寿」は「いのちながし」という訓が当てられるが、長寿、長生きを意味する。漢字の本義は「とし」「ながいき」で「ことぶき」という意味はなく、菅原家などの博士家が誤って「ことぶき」と読むようになったものだという。
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