南留別志338
荻生徂徠著『南留別志』338
一 一番は「ひとかはり」なり。「ひとつがひ」(ひとつがい=一対)とよむ事は、舞楽相撲より心得違ひたるなり。
[解説]番という字は「出番」「当番」という言葉のように、順序によって担当する意味を持つ。一組で対戦したり演じたりする意味(「一番勝負」「二番(ふたばん)目」といったように、組になっているものを数えるのに用いる助数詞)は我が国で付加されたもので、漢字の原義を重んじる徂徠にとっては、この番の用例も看過できないもののようである。
一 一番は「ひとかはり」なり。「ひとつがひ」(ひとつがい=一対)とよむ事は、舞楽相撲より心得違ひたるなり。
[解説]番という字は「出番」「当番」という言葉のように、順序によって担当する意味を持つ。一組で対戦したり演じたりする意味(「一番勝負」「二番(ふたばん)目」といったように、組になっているものを数えるのに用いる助数詞)は我が国で付加されたもので、漢字の原義を重んじる徂徠にとっては、この番の用例も看過できないもののようである。
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