南留別志334
荻生徂徠著『南留別志』334
一 狐(きつね)を「やかん」といふは、射干なり。狐に似て木にのぼる物なり。
[解説]「射干」を「やかん」と読む場合は、ヒオウギ(檜扇)という植物の漢名(本来の用法)。または、ヒオウギの根の生薬名のひと。「しゃが」と読む場合は、シャガという植物のこと。仏典の「射干」は野干。インドではジャッカルのことであったが(犴(かん)、野犴(やかん))、日本ではキツネのこととされた。
一 狐(きつね)を「やかん」といふは、射干なり。狐に似て木にのぼる物なり。
[解説]「射干」を「やかん」と読む場合は、ヒオウギ(檜扇)という植物の漢名(本来の用法)。または、ヒオウギの根の生薬名のひと。「しゃが」と読む場合は、シャガという植物のこと。仏典の「射干」は野干。インドではジャッカルのことであったが(犴(かん)、野犴(やかん))、日本ではキツネのこととされた。
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