南留別志322
荻生徂徠著『南留別志』322
一 大学寮の料、常陸国より五万四千束、近江国より一万束、丹後国より八百束、伊予国より一万束、備前国より一万千束、越中国より一万束、合せて九万五千八百束。米にして四千七百九十石なり。学生の料、上野国一万束、陸奥国四千束、出羽国二千束、播磨国一万五千束、合せて三万千束。米にして千五百石なり。何(いず)れも現米なるべし。
[語釈]
●大学寮 律令制のもとで作られた式部省(現在の人事院に相当)直轄下の官僚育成機関。官僚の候補生である学生に対する教育と試験及び儒教における重要儀式である釋奠(せきてん。孔子祭)を行った。唐名は「国子監」「国子寺」。
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