南留別志315
荻生徂徠著『南留別志』315
一 薩摩の防の津は、防人(さきもり)の守りし所なるべし。
[語釈]
●防の津 現・坊津(ぼうのつ)。古代から薩摩藩政の中盤頃(享保年間)の長期に渡って、海上交通上の要地であった。遣唐使船の寄港地としての他、倭寇や遣明船、薩摩藩の密貿易の拠点として栄えた。中国明代の文書『武備志』では主要港として、安濃津・博多津と共に日本三津(さんしん)に挙げられている。絵は六十余州名所図会『薩摩 坊ノ浦 雙剣石』。
一 薩摩の防の津は、防人(さきもり)の守りし所なるべし。
[語釈]
●防の津 現・坊津(ぼうのつ)。古代から薩摩藩政の中盤頃(享保年間)の長期に渡って、海上交通上の要地であった。遣唐使船の寄港地としての他、倭寇や遣明船、薩摩藩の密貿易の拠点として栄えた。中国明代の文書『武備志』では主要港として、安濃津・博多津と共に日本三津(さんしん)に挙げられている。絵は六十余州名所図会『薩摩 坊ノ浦 雙剣石』。
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