南留別志290

荻生徂徠著『南留別志』290

一 博雅三位(はくがさんみ)、行平中納言などゝ、名の下に官をいふ事、唐朝の制なり。


[語釈]

●博雅三位 前出(286段)。 

●行平中納言 在原行平(ありわらのゆきひら)。平安時代初期から前期にかけての公卿・歌人。平城天皇の第一皇子である弾正尹・阿保親王の次男。官位は正三位・中納言。在中納言・在民部卿とも呼ばれた。小倉百人一首では中納言行平。

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